今日の面白いエントリ

「私、ここで結婚できますか?」と聞く女子大生、どう思います?:NBonline(日経ビジネス オンライン)

がとても面白い。

その関連で書かれた記事も面白い。(高学歴女子が就職活動時から不安に思う4項目 - 仕事はネット、趣味は活字とか2008-05-08 - 理系兼業主婦日記とか)


5年目女子たる私も、同じような内容で悩んだ。同じすぎて、あの記事を読んでいると数年前をありありと思い出す。

私は就職の時点では、実はそこまでは考えないままに社会人になった。売り手市場ではなかったし。

しかし、志望通りの職場に入ったものの、あまり女性が結婚・出産をしない環境を見て、焦ったし、追い詰められた。私は結婚も出産も、(できれば早く)したいんだ!と気づかされた。

そんなこんなで1年半くらい働いてみたが、業務に強いこだわりも生じてこず、むしろ、ルーティンと外れた仕事を頼まれたときに知った分野に強く興味を持った。

どうしようもない焦りと苛立ち。身体も壊した。


そんな状況から私を引っ張り上げてくれたのは、結婚だった。

社会人3年目に結婚したことは、いろいろな意味で人生を前に進めてくれた。

パートナーが私よりも楽観的かつ分析的で、私が無駄に不安に落ちているとうまく説得してテンションを上げてくれるタイプだったのもある。私の能力や知性を、本人以上に評価してくれているというありがたい環境でもある。「自分は結婚できるんだろうか?」という不安が消えたのも、人生設計をする上では大きい。

それ以前に、「結婚できるんだろうか?」ではなくて「してやる!」と思い始めたときにきっかけは訪れたし、深く考えたわけではないのだけれど、何となく強い力が働いて、ぱぱぱぱぱっと結婚してしまい、私の身辺は激変した。


最近思うのは、環境も大事だけれど、やっぱり自分の強い意志の方が重要なファクターだ、ということ。

夫の叱咤激励を受け、めげそうになりつつもやりたいと会社に言い続けたおかげで、思ったより早く、興味のある分野の部署に動けた。3年前には思いもよらなかった生活だ。

結婚したことだけでそうなったとは思わないけれど、結婚しなければきっかけは得られなかった。

これから先、お互いの将来のためにぶつかることもあるだろうし、子どもができたらまた別の問題も出てくるだろう。*1

でも、これから目の前に出てくる問題を各個撃破していくしかないし、その過程で予想外の方へ転がるかもしれない高揚感もある。


まだまだ社会人経験浅い私だが、

  1. ファーストキャリアは大事だが、全てではない
  2. 自分の将来を頭でっかちに決めすぎず、変化に対応する心の準備をしておく

ことで、気持ちは楽に生きられることを学んでいる。


この記事の筆者は、どんなことを考えていくのか、すごく興味深い。

連載1回目にして読者を惹きつけてやまないこの内容。次回も期待。

*1:その点で、2008-05-08 - 理系兼業主婦日記はとても参考になりました。夫をディスプレーの前に引っ張ってきて読ませました。