海外出張と「デンノッホ!」

久しぶりの投稿でございます。

いま、空港のラウンジで深夜便を待っておりまして、これから海外出張(出産後2度目)に行ってまいります。

転職時にも海外出張はある、と言われての転職、かつ今回は行きたくて行っているので、緊張はしていますがとても楽しみです。やれるだけのことはやってきたいと思っております。


娘は、今回は私の実家に泊りに行っています。
夫と二人で過ごすのも可能だったと思うのですが、実家の祖母が歓迎してくれたのと娘本人が行きたいと言ったのを併せ考え、日曜日、実家に預けに行ってきました。


私のお下がりのiPhoneSkypeを設定して、連絡できるようにしていったら、何と、大人の代筆ではなく、4歳児本人がフリック入力してメールをくれていました。

「めせ(筆者注:メッセ)かけばよかったのに」
「きずいてよ まてるからね (むすめ)ちゃん まてるからね」

実家でかわいがられて、本人がしっかりしていて、お泊りという非日常が楽しいのと同じくらい、絶対娘も寂しいし、自ら選んだとはいえ私も寂しいです。


でも、安心して預けられる場所があり、応援してくれる人が身近にたくさんいて、チャンスも与えられるこの環境を、私はやはり、踏みとどまって活かしたい。
女性だからと言って諦めない社会は、こういう機会の積み重ねでできると思っています。


私は娘を産んだとき、帝王切開の傷の痛みに呻きながら、「職業としての政治」を病室に持ち込んで読んでいました。
それからずっと、何か苦しくて、どうしても踏みとどまらねばならないとき、「デンノッホ!」と何度もひとりごちてきました。

今晩もまた、そうしています。


ただ、私はこれが不幸だとは全く思っていないし、娘が我慢だけしているとも思っていません。
親族が行く場所ややっていることを、目を輝かせて語る彼女に、どれだけ勇気づけられてきたことでしょうか。

母がやることを、父が学ぶことを、母が開く世界を、父が語る深淵を、幼児なりに理解し、咀嚼してくれる頼もしさを受けとめながら、私は、私のできることを頑張ってきたいと思います。