余は如何にして在宅勤務を過ごせしかー研究時間捻出に向けた子育て大学院生の生活棚卸記録

五月晴れが続き大変気持ちの良かった連休を名実ともにSTAY AT HOMEで過ごし終え、本日から在宅勤務with10&2歳児となりました。このままいくと今月末までは続きますね。

 

現状の発見事項をまとめると、

  • 在宅勤務:概ね出社するより成果を出しやすい。新たな関係構築や問題への距離感の把握、共同して創造的な作業をするには工夫が必要
  • 在宅勤務with小5:お昼ご飯をちゃんと作り、学校からの課題があった上でその実行を促すだけなら上記と変わらない。習い事もあれば、むしろ普段よりじっくり取り組めて良い。休校2ヶ月を超えてきて、やることも示されない中でどうやって学習を続け、健全に過ごさせるかがなかなかの頭を悩ませる事項となっている。思ったより人に会いたいと言わない。多分私と似てる。
  • 在宅勤務with2歳児:基本的には厳しい。おそらく我が家の2歳児はおとなしい方だが、それでも昼間の作業における集中力は削がれている(具体例は後述)。フルタイム勤務にはかなりの気合いと根性が必要。
  • 上記に加えて研究:正直しんどい

という感じですね。

研究も、2月の段階で一応やりたいことや方向性は見えてきていて、データの取り寄せもするなど手はつけ始めていたところ、日々の生活に追われてやれていないことに大変フラストレーションを溜めています。本職研究者の人でも現状研究を進められていない場合もあることは認識しつつ、この現状ととっくまねばならぬので、生活の棚卸をすることで研究時間を決める(From「できる研究者の論文生産術」)必要があるなと思っております。

 

 

一方、子どもがいての在宅勤務という点では1ヶ月程度経ちますが比較的健康にちゃんとお仕事もして生きておりますので、その辺も棚卸してみようと思います。

 

典型的な在宅勤務の一日
  • 7:30 2歳児に起こされて起床。起きて10秒で「なんかたべたい」というのでパンなどをかじらせつつソファーで10分ほど寝落ち。起き上がってから簡単に朝食準備。配偶者と10歳児も起こす。
  • 8:00 朝食、そしておかあさんといっしょ→いないいないばぁっ!タイム。ネットでニュースを見たりする。手の空いた方がゴミ出し。配偶者が食洗機をセット、要出勤の日は出勤準備。私は外出しないのでラフな格好のまま過ごす。
  • 9:00  仕事の準備をしながら2歳児の相手をしながら洗濯機を回しながら10歳児に本日の学習内容を伝える。
  • 9:30 始業。社内システムが遅いときはひと呼吸おいて飲み物を作る。
  • 午前中 2歳児に5分おきくらいに話しかけられる。相手をしたり、一緒に歌いながらでも資料を作るしメールも返す。たまにぼよよん行進曲を一緒に踊りながら考え事をしていることもある。意外と思いつく。勉強したくないときの10歳児がベランダ菜園やベランダ砂場で遊ばせてくれるときもあり、その時は30分くらい(合間に何度か呼ばれるけど)時間がある。

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  • 11:45 慌ててお昼ご飯の準備をするが、会議タイムにかかっていたりもするのでその時は会議をしながらご飯を作る
  • 12:00 お昼ご飯。20分くらいで終わらせ、2歳児が遊んでいるのを見ながら仕事を進める
  • 13:00ごろ お昼寝タイムなので、2歳児を説得してうまくおだてて昼寝に連れていく。なるべく発言の必要な会議を入れない。聞くだけでいいときは会議に入りながら寝かしつける。場合によっては社用携帯を寝室に持って入って可能な範囲でメールの返信をしながら寝かしつける。
  • 〜15:30前後 集中タイムでお仕事。10歳児が勉強していなかったらお小言を言う。この時間の会議なら気にせず喋れる。
  • 〜17:30 次女が起きたらおやつタイムをとり、動画等を見せつつお仕事。お絵かきとシール貼りとおままごともしているので適宜2歳児と会話をしながらの作業となる。この時間の会議には2歳児が乱入しやすい。
  • 17:30 退勤・即・夕食作り。会議程度ならば夕食を作りながらでも参加。作業がある場合は仕事をしつつ出前の手配をする。
  • 18:30 夕飯。
  • 19:30 次女が入浴するので、配偶者がいるときは入れてもらって受け取り、いないときは入浴。
  • 20:30 10歳児にピアノの練習を促しつつ寝かしつけへ。最近ずっと喋り続けているのでなかなか寝ない。
  • 21:30〜22:00 寝かしつけ終了、入浴。
  • 22:30〜23:00 休憩か研究。このころ勝手に10歳児は身支度をして寝ている。大変楽です。
  • 23:00 大体起きて泣くので再寝かしつけ。
  • 23:30 復活、休憩か研究。
  • 24:00 配偶者が仕事場から出てくるor帰宅するので晩酌。話しながら簡単な調査や論文整理をする。
  • 25:30 就寝。

 

この生活のどこに研究を入れていくか

結構難しいですね。。飲酒を止めりゃあいいんですが、この時間にはそれなりに脳が疲れてしまっているので単純作業くらいしかできない感はあります。

当方、生活パターン上からして朝は起きられない(夜のほうがまだマシ)ので、多分寝かしつけ時間を減らせるのがキーになりそうです。せっかく書き出したのでこれを元に明日以降、方向性を考えてみたいと思います。

 

おまけ:在宅勤務with幼児に必要なガジェット

AirPods一択です。

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  • メディア: エレクトロニクス
 

話さないときはミュートにすれば、料理をしながらでもベランダからでも寝かしつけをしていても必要な情報が耳から入ってきて、しかも完全に外の音を遮断するわけではないし、片耳外しても聴こえるので2歳児と話しつつだって何とかなる、私にとっては必需品です。

 

まとめ

私はマルチタスク大好きで、同じ時間があるなら複数のことをやっていないと落ち着かないので、その点では在宅勤務に他の要素がある程度重なってくるのには耐性があると思います。とはいえやはり、仮説構築に向けた調査や思考、複雑な資料作成、自分が話す会議などを行うには厳しいので、状況がある程度収束し、保育が可能となるのをとても心待ちにしています。一応2歳児もおともだちのことを覚えてはいるので(しかし登園復活、すんなりいくのか?!)、また楽しくみんなと遊べる日が来ますように*1

*1:小学校については現状を踏まえていろんな思いがあるのでここでは述べません