4月読書記録

今月買った本、読んだ本などを列挙。 メディアの権力〈1〉メディアの権力〈2〉メディアの権力〈3〉メディアの権力〈4〉 ハルバースタム死去を悼んで。1巻途中だが、かなり面白い。ジャーナリズムだけでなく、ビジネスの観点からも。だからこそ「権力」という言葉が重く響く。 この立ち位置で、この力を持っていて、やるべきことの意味を考える。 武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 幕末の武士の生き様を、家計簿から明らかにする。 それに完全に成功していた。データは何よりも雄弁だ。文章もとても生き生きしていて、腕一本で明治維新を乗り切った下級武士の生活が、親しみあるものとして伝わってくる。 戦後和解 - 日本は〈過去〉から解き放たれるのか 石橋湛山賞受賞。 過去を「忘れ去る」ことでではなく、過去を「忘れない」ことで未来の平和を創ろう、という姿勢がいつ、どのようにして生まれたのかを探る。 現実にきちんと立脚し、変に攻撃的だったり、逆に悲観的になったりせずに考察した結論は、感動は呼ばないがきちんと心に残る。 新聞社―破綻したビジネスモデル それなりに。業界の中にいる(いた)ひとがきれい事を言いがちな中、この視点から書いたものとして一読の価値有り。 政治学の名著30 「30」ということで完全に本の紹介。内容としては、家人に出してもらった 現代政治学の名著 の方が面白かったかも。