読了。
「あってはならない」貧困の「あってはならない」の理由や基礎は?
そのあたりをもっと掘り下げて欲しい感じ。新書だから仕方ない部分もあるけれど、その点を差し引いても、「あってはならない」という価値判断をした理由が伝わってこない。
個々人の判断で、というのならば、それこそ線など引けず、解決はもたらされ得ないだろう。
< 追記>
言葉足らずだったので付け加え。
「あってはならない」をキーワードに様々な例、データ、などは記述してある。
ただ、著者本人の思考の経路が見えなかった。
もう少し哲学的・思想的な観点からの検討も含んだものを読んでみたかった感じ。