「あなた、それでも裁判官?」

面白かった。あとがきで「ノンフィクション小説のつもりでお読みいただけるなら、それも望外の幸せである」とあるのだが、壮絶な体験を歯切れの良い文体で語ってあるので、読み物としてまず引き込む力があった。 また、司法研修所教官の女性差別発言事件というのを寡聞にして初めて知った。 (教官名は一応仮名になっていたが、当時の衆議院の会議録読んでみたら、かなり類似していた…) さて、現在の状況といかほどの違いがあることだろうか。