企業法務1年生のまとめ(5)

「わたしのかんがえるほうむのりそう」

最初に、これは「法務」というもの一般の理想ではなく、どちらかというと私がなりたいのはどういうものか、ということについて語る予定である、ということを申し添えておく。

企業内で法務(無資格にせよ有資格にせよ)をするということは、第一義的にはその企業のニーズに合わせて振る舞う必要があるわけで、例えば普段の取引等ではブレーキ役を果たせても、経営陣ぐるみで触法となりうる行為をしそうなときにまでブレーキをかけられる法務というものにどうやればなれるのか、と考えている。 これは、顧問弁護士であっても止められないときは止められない範囲であり、本当の本当に止めることができる防波堤となれる者はあまりいなくて、その大きな一部分に法務はなり得るんじゃないか、と考えている。

そうなるためには、

・組織内弁護士として独立性をある程度保ち、刺し違える覚悟で止めるやり方

・バックグラウンドは法務であってもさらに幅広く経営に食い込むやり方

等々が考えられ、また併せて、

・組織内にあって、日常は物腰柔らかく色々な人の話を聞け、しかし流されない泰然とした部分を持ち続けること

が必要だと考える。 以上を醸成するために何を身につけ、どう振る舞っていくかを考えつつ、2年目に突入する予定です。 (本当は、英語ができると便利だね、とかメモ取り能力を上げたい、とか、取り急ぎ必要なことも毎日考えてます) みなさまのご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。