相手の立場に立って考える
年末の深夜に安酒を飲みつつ、つらつらと書く。
雑誌(特にBLJ2012.10)やTwitterを見るに、
企業法務部の人
インハウスローヤー
法律事務所勤務の弁護士
というのはある種対置されるものであって、協働するものであるはず(少なくとも世の中全般から見たら似通っている)のわりには、端的に言うと仲が良くない感じがする。
この原因としては、乱暴に理由を考えてみると、
旧司法試験に合格しなかった人が企業法務に携わっている場合も多く、その点で法曹から見ると、企業法務部の人の実力とは一概に信用できるものではないと思っている
そのわりには企業法務部は弁護士から見るとクライアント(お金の出所)
企業法務は司法試験合格者増員分の受け皿であったはずなのに円滑に行っていない
という不幸なすれ違いがある、と感じている。
個人の事情を述べれば、友人に大量に法曹がいるにもかかわらず、学生時代は向いていないと判断して一度全く分野違いの仕事をした後、巡り巡って企業法務に引っかかり直した身としては、まあそれにしても仲間として一緒にがんばる方がいい職域なのだから、健全に関係を進めていけるのがいいと思うので、何とかしたいと思う。
とはいえ解決策としては、
取り敢えず法務に携わる人はみんな法曹資格を持つ→現実的ではない
資格では測れないビジネスとしての能力を企業法務側は身につけ、お互いの立場のプロフェッショナルとしていい緊張関係を築く→これは健全な感じがする!
というあたりかな、と考え、2013年は、この2点を起点に、やるべきことを考えていきたいところ。
前向きに過ぎるかもしれないけれど、企業法務も、インハウスローヤーも、そこにクライアントを持つ弁護士も、目指すところはそこまで異ならないはずなので、相手の立場になって考える、ということを忘れなければ、もしいまうまく意思疎通ができていないのだとしても、歩み寄りの余地はある場所だと思うのである。
とにもかくにも、本年もお世話になりました。2013年もどうぞよろしくお願い申し上げます。