「つなぐ」ということ(1)

12月も後半に入って参り、今年を振り返りたい気分になる時期が参りました。

ということで、すごく抽象的なタイトルをつけはしましたが、私が何でこうやって生きてるのかを振り返ったエントリを作成いたしました。


○官と民をつなぐということ

今年の私と言えば転職(2年ぶり2回目)なわけでございます。
「転進記」を長々と書きましたし、基本あちらは私の渾身のエントリで、揺らぐところはないです。

ただ、その考えに至った背景は、ずっと考え続けてきました。
そして、ちょうど金曜日、@overbody_bizlaw先生の、
を読んで、
を購入、こちらを読んだ上で、私が(多分大学生の頃から)やりたかったのはここなのかもしれない、と思い至ったのでした。


色々と刺激を受け、私の意識を変えた本ではあるわけですが、私は一カ所、彼女が幼い頃の自分について語った部分に大変心惹かれました。今後、座右の銘にするのではないかと思うほどに。


As sappy as it sounds, I hoped to change the world.

「荒唐無稽に聞こえるかも知れないけれど、私は世界を変えたいと思っていた」


そう、私も、世界を変えたいと思っているんだ。そう気づいたのでした。


私は今まで2社民間企業に勤めてきて、無論、完全にはフィットしないと思ったから退職に至ってしまったわけですが、両者とも価値のある仕事をしているという確信は揺らがないし、私もその一助となりたいと願い、欠片かもしれないけれども一部を担ってきたと信じています。

ただ、その基礎となる考えとして、

「公(おおやけ)に資するために動くこと。公に資するのは官庁だけではなく、民間の立場で動くことが絶対に必要だから、私は民間の立場から公の視点を持って動くこと」

というのが、無意識下にあったのではないか、ということが具現化したのでした。


この考えはおそらくPublic Affairsに親和性の高いものであり、公共に対する高い奉仕心が、私を動かしている気がします。

無論、企業のために働くことも、最終的には世界のためになると思っています。
ただ、私はその点ではもう少し直接的に、官に資する働きをしたいのだと気づいたのだと考えています。
いろんな立場で貢献する人がいて良くて、その中で私の場所はここだ、ということに今年気づけたのだとしたら、とても幸せな年だったのではないかと思います。



あと下記2点を書きたいのですが、結構これはこれで書くことがありそうなので、明日以降に。

○国と国とをつなぐということ
○世代と世代をつなぐということ