いま、どうやって、30代を駆けるか

大変お世話になっておりますsenri4000さんのエントリを拝見し、これから30代を駆け抜ける者として、どうしてもアンサーというか、刺激を受けたことを書きたくなり、昼休みを使って勢いよく書いております。
先達に恵まれている、ということのありがたさを本当に感じております。だからこそ、私がいろいろな人の経験に助けられてきたように、私の試行錯誤なり失敗なり成功なりという経験を、些かなりとも書いていきたいと思います。


いま思うこととして、私自身は、子どもを産まない人生は送りたくはなかったので、その点では、20代でひとり産んでおいたこと、そこで視野が広がったことは、本当に良かったです。(体力的にも精神的にも)
その中で30代に向けて転職を2回、これは、これからどういう人生を生きるかが確定していない身ですのでなかなか総括はできません。しかし、その時その時を全身全霊で生き、真摯に考え、やれることはやり、しかしそれでも生き急ぐ、という私の性格を自己認識して生かす、という意味でも、やったことに何ら後悔はしていません。
(新卒で入った仕事、それだけは後悔していなくはないですが、ただ、それもまた人生だと思っています) 


私の20代は、生活していく上でのお金を稼ぐことを一番に考えてきた、というのは否めません。結婚している場合、女性側の収入というのは比較的補助的な収入となることも多いでしょう。そんな中、稼ぐこと、責任を果たすこと、そして子どもも育てること、ということへの覚悟を決めて、ここまで生き抜いてくることが、私の選択肢に枠をはめてきた、という側面はあります。
しかしながら、その範囲内で最大限、否、むしろその枠があったからこその自由な発想、工夫、精神のレジリエンスを得て、思うがままに生きてきました。泣いて悩んで苦しんで、それを家族の支えで越えてきましたが、こんなに充実した日々を送れるなんて、結婚する前には想像もできなかった。
きれいなキャリアを生きられなかった悔やみ(これは何度も語ってきましたが)は、この年になって、得たものの大きさでやっと、拭い去れる気がしています。


私の30代はあと7年ほどは残っています。

これまで、この制約の中でこれだけのものを得られました。であれば、制約すらも取り回し、環境に合わせて変化することを恐れず、さらには制約を奮起する糧と変えることを学んだこれからの30代において、どれだけのことをやってみせられるか。私はとてもわくわくしているし、何だってやってやろう、と、年の瀬に当たって思いを新たにしております。

密度濃く、しかししなやかに生きることを頑張って参りますので、みなさま今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。