34歳ワーキングマザーが大学院に進むまで

半年近くブログ書いとらんかったんか!と脳内で地元の方言で叫ぶほど空いてしまいましたが何となく復帰。

さて唐突ながら、twitterでは書きましたとおり、この4月から大学院の博士前期課程に進学しました。会社は辞めてません。業務はむしろさらに忙しいです。社会人院生です。
娘も小学1年生になりました。我が家はこの4月、母娘ダブル入学でした。 
2者揃っての入学から1ヶ月経って、まあ何とかやっていける、そして目指したものを得るために勉学ができるような感じがしてきたので、連休中の深夜のこの時間を使って経緯を書いてみようかな、と思います。

きっかけ

そもそも関西に引っ越す際に入社した会社自体が進学を大推奨しているということがありました。
面接の時点で当方もいろいろと野望が刺激されたもので、
修士と言わず博士まで狙う勢いで行きます!」
と言い放って入社、その勢いで進学したい大学院を即決定し、入社1ヶ月後には受験してました。

加えて、前職でやっていた、ある一つの分野にすごく関心が深まっていたものの、お金をいただける仕事にはできておらず、かつ、もう少し理論的に突き詰めて考えてみたい、という欲求がやまなかったため、
「その分野の研究ができて」×「社会人も通えて」×「博士課程にも行こうと思えば行ける」
という3点で受験校を当初から1校に絞り込みました。

受験

入試は書類と面接だったので、やりたい研究に関してほとばしる熱いパトスをぶつけ、一応研究計画書の書き方的な本は買いましたがさほど参考にせず、ぎりぎり有効期限が切れているTOEICのスコア(890)を記載し、職務経歴をしっかり記載して提出。面接も繰り返しほとばしる熱いパトスをぶつけて終了しました。そして合格しました。ここにはあまり時間をかけておりません。大学院には意外と社会人でもいただける給付型の奨学金があるので(まあ成績は必要ですが)、そちらのお力も借りて、自分のお給料の範囲で何とか通いきれる見込みです。

入学準備

そもそも新しい仕事に就いたばかりで、慣れて力を発揮するのに必死だったので、たいした準備はできませんでした。
ただ、少なくとも心の準備と土台は作ろうかな…と思い、仕事の勉強のために読む本に加えて、結構基本的な本を読み返したり、買って読んだりしました。

ちなみに、「法学ではない」「社会科学系」に進むので(基本的は経営学)、内容としてはそちらに偏っております。

 

新版 論文の教室 レポートから卒論まで (NHKブックス)

新版 論文の教室 レポートから卒論まで (NHKブックス)

 

 

 

社会科学系のための「優秀論文」作成術―プロの学術論文から卒論まで

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リサーチ・マインド 経営学研究法 (有斐閣アルマ)

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創造的論文の書き方

創造的論文の書き方

 

 


あとは、経営学関連の本を幅広く。
ちなみに、実学としての経営は業務上学んでいこうと思って実施しており、ビジネス書も含めて幅広く読んでいるのですが、アカデミックな要件と用語で語れる人間になりたい、というのが今回の進学の趣旨でもあるので、なるべく厚い本をしっかりと読むようにしています。

負担感

とにもかくにも家族の協力あってこそです。
土曜日が授業でつぶれるので…、夫が休日出勤(入学が決まってから土曜出勤が増えることがわかった。。)の時は娘は無認可保育園に行ってもらいました。
小学生になってそればっかりでも問題なので、他の預かり手段を考えるのが課題です。
加えて、平日も2日は授業やゼミで夜いないことから、作り置き夕飯を駆使し、民間学童ということで夕飯が出る延長預かりを利用して、この1ヶ月は回しました。
ただ、この負担はこれから数年間ずっとということではなく、このペースでやれば1年で修士論文以外の単位がほとんど取れるのと、夏休み期間は行かなくていいので、そこは家族総動員で頑張っていただいております。

楽しいです!

ということで、大変なのですが、とても楽しく学んでおります。
思えば、学部選択を偏差値の高さでしてしまった18の頃のある種の過ちを経て、いったんダメ法学部生として単位のみそろえて卒業したものの、やっぱり学びたいと思っていったんは法学にチャレンジ、しかし奥深さに気づき、しかも自分の不向きにも気づいてしまいました。
「私はここでは自分の理想とするところまでいけない」と知ったところからが苦闘ではありましたが、目の前のことを一所懸命にやっていたら、他の分野で「これは楽しい」「これを追究して伝えたい」ということを見いだすことがやっとできた、というのが現状です。

そりゃあ、若いうちから気づければもっと深く、もっと本物になれたのかもしれません。そこにおける悩みや七転八倒感を、このブログの過去ログにも感じます。
とはいえ、見つけられたのだから、ここからやっていける。


34歳1年生(関西なので1回生)。力を尽くして、自らの納得できる研究成果を出したいと思います。