当世出産・育児体験記―2.産後の発見

さて、産後大変なのは予想していたし、どちらかというと石橋を叩きまくるタイプなのでいろいろ調べて予習し、覚悟を決めていたつもりでしたが、予想を超えていたことが2点あります。 ちなみに、ネットやら雑誌やら本やらを読みつづけてましたが、体験記系では「ツレがうつになりまして。 」の細川貂々さんの妊娠・出産・育児本が私には合っていました。 また、出産してから思い出してpollyannaさんの出産オタが非オタの彼氏に出産の世界を軽く紹介するための10本を読み、そうそう!というところが多くておもしろさが増しました。松田先生最高です。悩む暇があれば子を外気に当てるのである。 <予想を超えていた2点> 1.母乳出すのがかなり大変 産む前から知識としてはあっても実感としてなかったのが、 「母乳は出る人でも努力しないと出ないことが多い」 ということでした。あと、その努力というのが痛みを伴います。また痛い思いをしたり食事などに気をつけまくったりしたからといって出るとも限らないです。ですのでこの話題もデリケートです。気軽に「母乳出てる?」などの質問をしない方がみんなが幸せだと思います。 私の場合は乳首が小さめだったのもあり、子どもは吸ってくれるのになかなか出ないので血豆ができてしまって痛いわ、病院の授乳室では食欲旺盛な我が子が大泣きしていても片乳5分ずつ×2セットくらい乳を吸わせてからでないとミルクをあげてはいけないわ、手搾りでの搾乳が辛いわで、退院までは本当に大変でした。この時期が一番精神的に辛かったかも。 退院してからは自分のペースでやれたので精神状態は回復し、また母乳量は増えていっていたようです。母乳と、まだ欲しそうならミルクを足す、というようにやっていたら、1カ月検診で体重の増えすぎを指摘されました。2カ月後の今は、欲しがったら欲しがっただけ母乳を与え、寝る前だけ少しミルクを飲ませるという感じで、ほぼ母乳でやっています。 寝かしつけるのに最終兵器・パイを使えるのはありがたいです。ただこれで哺乳瓶嫌いになってしまうと、預けて出かける、ということがなかなか難しくなっていくでしょう。 2.赤子は置くと起きる 子どもを寝かすのがこんなに大変とは思っていませんでした。 イメージとしては、 泣く→途方に暮れつつあやす(長い時間)→腕の中で寝る→布団に寝かせる だったのですが、実体は、 泣く→あやす(これはうちの子の場合はそんなに長くない)→腕の中で寝始める→布団に置く→背中センサー発動!!!→ぐずる→最初に戻る (多いときは数度繰り返す) でした。。。 よく寝たように見えても、置いた時点で起きます。30分かかって寝かしても5秒で起きることもあります。 現在も、子どもはまあまあ昼寝してくれていますが、 「授乳クッションで授乳されたまま変な格好で大の字になって」 寝ています。これを布団に寝かせて掛け布団を掛けて…とかやると確実に起きます。食事やトイレにすら困る生活ですが、まだ寝てくれるだけ私は楽なんじゃないか、と自分を奮い立たせつつ、座ったままできるネット・片手で遊べるiPod touchに耽溺する日々です。