仕事を無事納めた*1ので、一足先に実家に帰省しました。
ちょっと時間ができたので
年末だし何かブログでも書こうと思うんですがどの辺興味ありますか
— Chihiro (@coquelicotlog) 2019年12月26日
というツイートをしたところ、表題が一番人気だったので、ちょっと書いてみたいと思います。
10歳児の習いごと歴
我が家には10歳と2歳の女児がおりますが、今回の対象は主に長女の方です。2歳児である次女は何もやらせてません。ただ、
を買って置いておいたら1~10までは読めるようになりました(多分まだ数の概念ははっきりとしていなくて、アラビア数字と「いち」「に」というような発音が合致したところ)。これから考えていくことになると思います。ちなみに長女は、
- スイミング
を6年以上続けた後で今年辞めました。
現在は
- ピアノ
- 囲碁
- 語学
- テニス
- 通信教育
- 化学実験教室(月に一回)
をやっています。これに今月まで民間学童もあったので結構多いですね。
で、私は娘が1歳後半のときに転職して以来ずっとフルタイム勤務なので、この数を続けるのにいい環境ではないはずです。
そんな中で、
- いつどうやって習いごとを選定し
- どうやって継続し
- 辞めたものに関してはなぜ辞めたのか
を簡単に書いていくエントリにしたいと思います。
スイミング
これが我が家の最初の習いごとでした。
長女が3歳になる夏、2012年にロンドンオリンピックが開催され、我が家でも中継を見ていたわけですが、
オリンピック水泳自由形を観戦していたところ、娘@あとひと月少しで3歳が、「おててぐるぐる回して帽子かぶって泳ぎたい」「わたしプールのまえにトイレ行けるよ!」と主張し始めて両親を驚かせたなど。
— Chihiro (@coquelicotlog) 2012年7月29日
と言い出し、その後も数ヶ月意思を変えなかったので開始。関西転居後も続けました。
ずっと土曜日午前に通っていました。自分でやりたいと言って始めたので、辞めたい休みたいと言ったことはほぼ皆無。泳ぎ始めてから身体も丈夫になり、そこで見つけたスキー合宿に毎年行って滑れるようになるという副産物もあり、このインドアな母親からこのスポーツ好きが導けることはないので外注できて大変ありがたいところです。
9歳児が3歳から習っていたスイミング、今日が最終日。4泳法マスターし、クロールでは100メートル泳げるようになり、ここから先はタイムを上げる形になるため、もういいかなとのこと。来週からまた新しい競技を始める。長女先生の次回作にご期待ください。
— Chihiro (@coquelicotlog) 2019年5月25日
ということで、やり切って辞めた感があります。今でもたまに泳ぎたくなるようなので、子どもでも行ける単発のプールを探しています。
また、現2歳児に対して
3歳からスイミングを習ってて今年まで続けていた10歳児が、
— Chihiro (@coquelicotlog) 2019年9月27日
「次女ちゃん、将来プール習いたい?」
「しょうらい、ぷーる!」
と、妹に対して自分と同じ習いごとを始める動機づけを開始していた(親は何も言ってない)
という勧誘をしており、長女はあと1年ほど継続して働きかけるのではないかと思います。
ピアノ
ピアノはその前段のヤマハも加えると7年目になります。音大などは全く視野に入る状況ではないですが、地区のコンクールで最低限入賞するくらいには弾けます。ストイックに練習するわけではなく、ミスタッチやいい加減な弾き方も多く、両親に激怒される日も少なくはないですが、曲想が取れるというか感情のあるいい音を出すのと、指が長く手が大きいのは有利なようです。
低学年までは付き添いで行っていましたので土曜日にレッスンを入れていました。追加が入ると、平日夕方などもありましたので、ピアノは夫に行ってもらうことも比較的あったかと思います。続けるには夫婦双方の関与(同等でなくとも少なくとも一方が無関心では成り立たないと思われます)が必要です。
先日まで先生が厳しく、しかし何とかついていっていたし追加レッスン等も指示通りやってコンクールに臨んでいましたが、反抗期が先生にもぶつかってかなりの葛藤がある状態になっていました。ピアノを辞めたいというときもありました。ただそのタイミングで先方のご都合あって先生を変えることになり、優しく粘り強い感じの方に変わったのもあって、「最近調子がいいんや」と言っています。今は平日夕方にひとりで行って、帰りは仕事帰りの私と合流して帰宅しています。
よほど疲れていればパスしますが、どんな日でも30分、土日は1時間練習するという相互了解があり、気が乗らない日でも「弾かなければ」ということは身についています。
音楽に親しむことはとても重視していますが、練習を通じて、調子が悪くても地道に積み上げることを自然にできるようになってくれればというのも大きいです。
囲碁
偶然幼稚園で教えていただいていたのを継続して6年くらいになります。すごく強いわけではないです。本人も続けたがっているのでここまで続きました。仲のいい女の子数人で続けていて、大会に行ったり遊びに行き合ったりしながら続けるのが楽しいようです。19路盤で打てるので、頭の体操&視野を広げるのにはいいのではと思っています。息長く続けてくれればと思います。
語学
学童でみんなで英検を受けていて、指導員の方が週3くらいで遊びを交えつつレッスンしてくれていました。5級は苦戦したのですが、なぜか今年4級を一発で合格しまして、ちょうど学童を辞めるタイミングだったこともあり英語頑張ろうということにし、少人数レッスンに通わせ始めました。講師と生徒二人で、もう一人は中学生のようですが、何とかついて行けているようなので、宿題などもこちらが見てやりつつレベルアップを図ろうとしています。来年は私と一緒に多読をしていきたいところです。
テニス
スイミングを辞めるタイミングで追加しました。運動系の習いごとは必須だと思っていたので、本人にも希望を聞き、公共交通機関で一人でも通える場所にあったので決めました。
始めたばかりですが楽しんでいるようです。反復横跳びが得意とのことでテニスは相性が悪くないようです。これも成長してもできるスポーツなので上手く続けられればと思います。
通信教育
幼児コースからZ会をやっています。
今はタブレットコースで継続していますが、そんなに勤勉ではないので溜めてはいます。とはいえ、学校だけでは理解度が親には分かりにくいので、確認テストの結果等で単元ごとの達成を見られるのはありがたいです。
学童を辞めて時間が空いた分をもう少し勉強に使っても良いかなとは思っており、Z会で埋めるのかその他を考えるのかは来年のイシューの一つです。
公文を選ばなかったのは我が家の統一した意思決定です。他のものもですが、比較的似通った学習観を持った夫婦なのであまり違和感なく合意して行かせませんでした。
化学実験教室(月に一回)
年長から通っています。始めたきっかけは最寄り駅の広告です。本人が「これ行きたい!」と言ったので始めました。それなりのお値段ですが、本格的な実験をして実験ノートを書かせてくれるので本人も楽しそうで、当面継続予定です。
共働きの習いごとの利点と難点
利点
上記の数から見て察しがつきますが、それなりにお金はかかります。本人がやりたいもの、親がやってほしいもの、双方をやれる環境は、時間と費用が揃わないと整いません。
また、正直時間も余裕もなくて遊びや課外活動を親が調達してくるのは厳しいので、通っている保育園や小学校以外の体験、関係性を構築できるという効用もありました。
難点
上記の裏返しでとにかく時間を食うわけですので、土曜日はほぼ休みではないですし、場合によっては日曜日も大会やコンクールの付き添いで消えます。これがきょうだい2人3人となるとすごいことになると思います。うちはかなりの年の差姉妹で、上の子だけに手をかけられる期間が長く、1人でも行動できる範囲が広がった後に下が産まれたので回ったところはあります。
また、これはお子さんのいらっしゃるご家庭は専業主婦家庭であってもそうだなと側から見て感じていますが、
土曜日の習いごとの送迎付き添いの夫婦での分担
は必須です。自分の趣味や持ち帰り仕事や勉強は、習いごとの送迎や待ち時間を利用してできることであるほうが健全です。私はスイミングの待ち時間に大学院のレポートを書いて午後通学、などをしていましたし、夫もうまくやってくれていたと思います(それは今も)。
習いごとをさせてみて
いろいろと書いてきましたが、上記の習いごとはかなりが長女本人の「やりたい」から始まっており、そういうものは続くと感じています。
親がやらせたいものも納得してから始めているので、破滅的にやりたくないと揉めたことはありません。
また、長女の心身のタフさがあってこそだと思います。忙しい時期は土曜日に習いごと3つ掛け持ちの日も出ましたが、飄々とこなしていました。元々タフだったのが、継続して負荷をかけて終わらせていくことで、やり続けることが日常になっていたのだと思います(合間にゲームなどをすることも忘れない人です)。
総じて複数の習いごとは我が家にとっては今のところ悪くない体験でした。長女は次女にも自分と同じ習いごとをやって欲しいようで、上記のスイミングに加え、ピアノについても働きかけていました。
ある種の刷り込みなのかもしれませんが、いきなり「やろう!」ではなく、意欲があるかないかを見極め、ありそうならさらにモチベーションを上げてから実際に取り組むと続くように思われます。
以上、今年もスキー合宿で長女が数日いない期間に記載しました。明日にはまた元気に実家に合流することでしょう。
私の知らないところで自分の世界を楽しみ、元気に帰ってくる。私の手を出せない本番で、実力を発揮する演奏をしてくるのを見守る。
この小さな「子が親の手を離れる」経験をしていけるのが、私にとっての一番の習いごとの効用です。共働きであってもできることは多々あるし、合わなければ辞めればいいという姿勢で、これからもたくさんチャレンジしてくれればと思います。
*1:1/7に最終報告をする短めのプロジェクト、分析が私の脳内、資料が1割くらいしか現存しないのをいつやるのかという疑問はとりあえず置いておく