共働きと習いごと - coquelicotlogを書いてて、こっちのお題とも結構親和性が高いな、と思ったことで勢いで2連続で書きたいと思います。
結論から言うと育児と家事と仕事はできているけれど、研究の進捗は良くありません。 ただ、強がりでなく付け加えると、漠然としていた研究関心が収斂されてきて、どのように実証をしていくかや、どこに理論的貢献があるのかなどを詳細に考えることができ始めてきたと思います。 ここで時間があれば、先行研究をたくさん読んだり、手を動かしてみて形にしたりしていく試行錯誤ができるのかもしれませんが、いかんせん年度末が近づいてきて、仕事自体がとても忙しい状態になっています。
これを前置きに、
- 日々の生活
- 今後の取り組みに向けて
の2点に分けて書いてみたいと思います。
日々の生活
5月に転職したのですが、
- 所定労働時間が7.5時間から7時間に
- フレックスから裁量労働制に
- 苦手なことへのチャレンジから、本懐を得意な手法で遂げる業務に という変化がありました。
だいたいは、 8時半ばに家を出て、9時半ばに職場につき、調査分析&社内ミーティング6割対外活動4割くらいで過ごし、17時台に退勤して18時半までに保育園、学童に寄って、19時に自宅に帰って夕食、20時お風呂、21時には寝かしつけに入りうっかり寝落ちしたり時間がかかっても22時には次女が寝て、その後自分の時間を取れると言う流れになっています。 結果、 とても心身が健康になりました。
前の職場もいい人たちばかりだったし、やりがいある仕事だったのですが、自分の適性と目標とやっている業務の重なりが想定より少なかったので、最後はとても心がつらかったのです。一方、あまりに違ったことで、今まで通りに生きていたら知り合えなかった人とかなり親しくなれたのは望外の喜びでした。目の前のことに一度は真剣に取り組むのは重層的な未来につながると思います。
今後の取り組みに向けて
このような中でのD1生活ですが、現在、 入試のときの研究計画書をゼロから書き直しています。
色々読んだり発表したり話したりしていくうちにかなりの切り戻しが生じ、かつ業務からも刺激を受ける箇所があり…など七転八倒しています。この年末年始に絶対ひとつ書きたいものがあり、その勢いづけにいまブログを書いているというのもあります。
私は完全なる「社会人博士学生」なわけですが、リサーチクエスチョン立たない問題に直面しています。言葉としてクリアカットに出てこないのです。
新幹線でタイムラインを眺めてて「社会人学生リサーチクエスチョン立てるの苦手かも問題」の背景の一端を理解した気がしてきた
— Chihiro (@coquelicotlog) 2019年10月28日
これは何でだろう、と思うのですが、ひとつの背景としては私は管理部門・間接部門にいた時期も長く、「自ら問いを立てる」ことが組織における目標ではないところで社会人生活を始めた影響を感じます。このような、組織慣性が行動に及ぼす影響にも関心はあるので、研究自体にはとても興奮と歓びを覚えています。だからこそ、諦めずに食らいつきたいと思っています。
あとは、やはり2歳児を抱えつつ研究をする困難を乗り越えるのが直近の課題です。
最近話題の
できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)
- 作者:ポール.J・シルヴィア
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
結びに
冒頭に、子どもの習いごとのエントリが「こっちのお題とも結構親和性が高い」と書いたのは、
複数のことに同時に取り組んで並行作業する
のを小学生のときからやっているなぁ、と感じたからでした。そして、私が複数のことに取り組み続けて何とか頑張っているのと、もしかすると長女も同じようにやっているのかも、とも感じたのでした。 そしてやり続けている子どもに刺激を受けつつ、私もこれからも尽力したいと思います。