2020ー2021年末年始にデータ利活用に関わる法規制界隈で目を通したいものリスト

 

先日、年内最後の打ち合わせで「個人情報保護法などなどをおさらいしておきます!」と宣言したのでこの連休に資料をいっぱい読み込もうとしています(唐突な宣言)。

 

あれ、あなたもう法務やってないんじゃないの?と思った方、鋭いです。が、データ利活用に関わる検討事項は技術以外にもたくさんあって、法的分野の周縁領域に限っても、専門知識は弁護士の先生始めとする専門家に委ねつつも、日々運用しようと思うと考えなきゃいけないことがいっぱいあって、コンサルタントにできることもあるという。

  • 法解釈→大事
  • トラブル時の備え→大事
  • 法的な要求水準を満たすことのできる体制の整備→大事
  • 体制が完璧でなくとも大きく外さない日常の運用フロー整備→大事

ということです。

 

 

そんな中、資料や書籍などを読んでてもあまり分からんし事例によるなと思ってるのが

  • 何もないところから体制をどう立ち上げるか?
  • 平時にどう巡航を維持するか?

というところで、実は事業会社の管理部門の日々の業務や、新規事業立ち上げ時において求められるのは平時の体制を作り、運用しつつ、もし有事となっても破綻しない体制にしておくことだと思っております。それを外部から支援する側としては、既に政府や専門誌で検討されていることは読み込んだ上で、

「目の前のこの兵站を見据えてどこから整備するか?どこを後回しにできるか?外してはならぬ則は何か?」

に向き合うのが私なりのプロフェッショナリズムかなと思っています。

 

そんな前提の元、貴重な年末年始休暇のインプット時間の3割ほどをデータ利活用関連に使うと決めたので(あと5割は博士後期課程の院生として自分の研究分野を、あと1割は英語を、あと1割はフランス語をやる)、こんなん読むぜリストを公開して、

  • ご同好の士には参考にしてもらう
  • 先達・専門家の方には不足をご指摘いただく

ことができるといいなと思って、帰省できないので大晦日のお昼にマクドナルド食べてから書いています。資料読みながらローストビーフ焼きます。

書籍 

オンラインビジネスにおける個人情報&データ活用の法律実務
 

を年末年始休暇に入ってから3歳児見ながら読みまして、様々な図示や透明化法の説明、何より「利用者の同意」について割いた紙幅など、当方としては楽しめました!

同意についてはNBL1167号が読みたいところ(今度大学に行ったら探してみよう)。

 

後は購入はしてあるのにさっと見ることしかできていなかった以下を読みます。 

EUデータ保護法

EUデータ保護法

 
先端技術と規制の公法学

先端技術と規制の公法学

 

 

政府資料

自分自身では拾い切れていない感があります(研究分野も業務分野も全く違うものをやってるので、幼児持ちが全部追うのはなかなかキツい。。)。探し探し読んでいこうと思います(良さげなものは追記予定)

個人情報保護制度の見直しに関する最終報告
特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律関連