2020年の○冊(低空飛行バージョン)

メリークリスマス!! ハッピーホリデー!!!

12/25ですね。当方は次女へのサンタ業務も終え、本日が年内最後の勤務となりました。いま夜の1時なのでワイン飲んで寝て起きたら1日働いてお休みします。

忘年会もない中で年の瀬感もないですが*1、Covid-19に始まりCovid-19に終わった激動の2020年が終わりました。

 

今年の○冊

ということで唐突ですが今年の○冊を行います。

しかし本年は、そこそこ研究に関する本は買いましたが今年発売された本はあまり買っていないことに取りまとめようとして気づいたので、今年書いた記事を一部使いつつ、何冊かご紹介のみしたいと思います。

ちなみに私のお買い物傾向はブクログで見られます。買ったもの全部は入ってないですが…。

booklog.jp

 

Max Weber2冊

12月にも新書が出ておりますが*2、ちょうど100年前にスペイン風邪で亡くなったということも含めて話題の多い年でした。感想自体は下記に書き付けています。

blog.coquelicotlog.jp

 

今年唯一見たドラマのモデル

わたくしここ10年ほど本当にフィクションに関心が薄くて、元々映画もドラマもそんなに見なかったのがほとんど見ないに転化して10年近く経つのですが、今年はNHKで「心の傷を癒すということ」だけ多少見たんです(なぜならば現居住地・神戸が舞台のお話しだったので)。

 

新増補版 心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア

新増補版 心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア

  • 作者:克昌, 安
  • 発売日: 2019/12/25
  • メディア: 単行本
 

 こちら、ドラマのモデルになった安克昌さんの著書に、ゆかりの人々の弔辞や文章、そしてドラマに関わった方も寄稿されてできた本で、ドラマも大変良かったですが書籍も読み応えがあります。

 

gaga.ne.jp

「心の傷を癒すということ」は映画にもなるそうなので、見られる方には見ていただきたいなと思います。

 

人生を乗せて綴られた言葉

 おそらく何かのウェブ記事を見て手に取った本です。往復書簡形式なので大変読みやすい、読みやすいのですが、特に宮野さんの語彙、文体、行間…すべてがある種「凄まじく」、圧巻です。

死に近づきつつ、身体に苦痛がありつつ、それでもあふれ出る知の蓄積と知性と、読んでいて惹きつけられるチャームと。純粋にいろんな人に読んでいただければと思います。

急に具合が悪くなる

急に具合が悪くなる

 

 

修業中の身にて…

今年、一般に広く紹介できるような本が読めなかったのは、

  • 休校・自宅保育期間による疲弊と物理的時間の制約
  • 時間密度濃く実施しております在宅勤務による摩耗
  • 博士後期課程在学中につき論文・関連書籍を確認する時間だけで精一杯

というところかなと思います(活字自体は自分では不満な量だけどそれなりに読んでる)。とはいえ今は深く潜るべきときだなと思ってもおり、来年もこんな調子かもしれませんが、良いと思った本はもう少しご紹介していきたいと思っています。

 

次回予告

むしろ今年は良い感じのウェブサービス・アプリを複数活用でき、それが研究と子育て(親にはそんなつもりはなかったのになぜか英語がちょとわかる3歳児…)に資しているので、冬休みに入ったらそちらをご紹介できるといいな。それではAu revoir!!

*1:年に一回は泥酔して何かをやらかしてたというダメ人間の矯正という意味では良かった

*2:ヴェーバー入門 ――理解社会学の射程 (ちくま新書)

ので